人間ってイーナ

イーナくんの妄想置き場

アニメ「とぽろじっ!」を見ました!

 おはこんばんちは、イーナです。

 

 この記事は統治行為論アドベントカレンダー2022 20日目の記事です。

 

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 2017年に放映されたアニメ「とぽろじっ!」はご存知でしょうか?とうちこさんをフォローされているのであれば時々ツイートされているので知っている人も多いかもしれません。最近、このアニメを見たので感想など書いてみようと思います!

 

「とぽろじっ!」あらすじ

私立可分高校に入学した小平かなはひょんなことからトポロジー愛好会に入部することに。入学式の日に助けてくれたあこがれの人は女の子!?「あなたとは同相じゃない」なんて言われたけどみつけてせます、あなたと同じ不変量!

 

 1話はかなり百合っぽい導入でしたが、全体ではそこまでそれメインって感じじゃなかったですね。後半はゆかりちゃんのポンコツさが目立ってて、かなちゃんがそこまで好き好きって感じではなくて保護者ムーブになりつつありました。

 

 1話タイトルは「運命に収束するコーシー列」。だいたい、どんなアニメか分かりますよね。やたらと湿度高めに書かれていたゆかりちゃんとかなちゃんの出会いのシーンは制作側のちょっとした気合いを感じましたね、艶めかしい感じだった。1話で出てきたもので一番重要そうなのはぼろぼろになった松坂集合位相ですかね?かなちゃんのお母さんの写真が表紙裏に貼られていました(そんなやついる????)。

 

(どうでもいいですが、ニコニコ百科事典によると原作漫画のキャラ紹介ページにてゆかりちゃんは斎藤毅の集合と位相推しと書かれているらしい。なんかわかる。あとちなみにファンの方が同じ松坂買おうと思っても今は表紙変わっちゃってるんですよね。古本で買いましょうファンの皆さん)

 

 あ、あとかなちゃんがつけてるピアス(これが理由でゆかりちゃんに同相じゃないと言われます)ですが、メビウスの帯になってますね。これは8話「ハウスドルフな二人」にてゆかりちゃんと喧嘩してしまったことをお父さんに伝えたときに、かなちゃんのお母さんが「裏表のない人になってほしい」という思いで形見に残したという話が明かされます。これがきっかけでゆかりちゃんにちゃんと自分の気持ちを伝えることを決めるキーアイテムになってました。

 

 片耳ピアスのつける方で性的対象がどうこうを意味するみたいな話はありますが、どうなんでしょうね。どうでもいいですが形見の片耳ピアスってウケますね。

 

 屈指のギャグ回の4話とか、ラストの友情の不変量とかももちろん良かったんですが、個人的にはトポロジー愛好会お泊り回(7話)がかなり好きでした。トーラス抱き枕がないと寝られないゆかりちゃんかわいい(中古なら当時グッズで売られていたゆかりちゃんのトーラス抱き枕がAmazonにあったんですが抱き枕の中古って普通に嫌ですよね)。

 

 ここまで触れていませんが、7話は部長がトポロジー愛好会を作った経緯が語られましたね。「私、中学の時は1点集合だったの」と友達のできなかった中学時代の話が語られるんですが、ここまで部長のことを見てきた人はお気楽なキャラクターだと思っていたので演技だった?というかそういうコミュニケーションの取り方しか分からなかったということが分かります。そのあとのゆかりちゃんのセリフがいいんですよね。

 

「1点は、0次元多様体。群にもグラフにも、自明な順序集合にもなる。なんにでもなれる可能性の時間。孤独な時間が将来のためになってる。だから、部長は愛好会を作ったし私たちと友達に、共通する近傍を持つ元になれた」

 

 いやあ、そうだよね。人とかかわる時間ももちろん大事なんだけど孤独な時間に作り上げた自己がそういう友人関係の中でも大事になってくれるわけで。

 

 最後に、最終回の二人のセリフでこのブログを締めようと思います。

 

 「みつかった?私とあなたの不変量」

 「うーーーん、思い出?かな。時間も空間も関係ない、この一年の思い出があればあたしはいつでもゆかりちゃんのことを思えるよ」

 

 いいアニメでした。